今年に入って初めての聞法会が光賢寺で開かれました。今回ののテーマは「お墓」についての2回目で、お釈迦様のご遺骨である仏舎利を納めた仏塔(ストゥーパ)つまりお墓がお寺に発展していった事や、この仏塔の管理人が後のお寺の住職のルーツになるという話をさせて頂いた。又、京都の本願寺も元は親鸞聖人のお墓からお寺になったもので、この為、東本願寺は正式名称は「真宗本廟」という事や親鸞聖人のお墓の「留守識(るすしき)」つまり墓守が後の法主そして門首につながっていく事も話し合われました。しかし親鸞聖人は日頃から「親鸞閉眼せば加茂川に入れて魚に与うべし」と言っていたことも紹介され、これは親鸞聖人の曾孫暁にあたる覚如上人の書かれた本によると親鸞聖人は肉体の葬式について語るのが仏教ではなくて生きているうちに本当の幸せになるのはどうすればよいのか?を考えるのが仏教だと考えていたという事です。今はやりの終活というのはまさに死んだ後のお葬式をどうするのか?やお墓をどうするのか?ばかりに関心がいっているが、生きているうちに本当の幸せになるのが終活ではないのかという意見も出された。今回も活発な意見が出て大いに盛り上った会になりました。楽しいひと時を過ごさせて頂きました。住職合掌。
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