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『教行信証』学習会

親鸞聖人が書かれた『教行信証』に学ぶ学習会が当寺で今月10日開かれました。今年で3年目、今年でいえば4回目の学習会でしたが毎回のことながら、なかなか密度の濃い内容でした。四国各県から参加したお坊さんも5時間に亘る学習会を最後まで熱心に聞いていました。その後の懇親会でも藤場俊基先生が午前零時ごろまで付き合って頂き、又、違った雰囲気でのお話がきけて有意義な時を過ごせました。今回の学習会では『南無阿弥陀仏』は浄土につながる唯一の道であるが『南無阿弥陀仏』を称えることが出来ない人はすくわれないのか?という質問に対して、藤場先生は「阿弥陀経に已発願・今発願・当発願という言葉があるように今『南無阿弥陀仏』を称えない人或いは称えることが出来ない人であっても将来称えるようになるかもしれないという可能性がある事。又、障害のために物理的に『南無阿弥陀仏』を称えることが出来ない人でも聞くことが出来れば聞名という意味ですくわれていく。そして私たちもその人の存在自体から聞名していくことが出来る。『南無阿弥陀仏』を聞くことが出来るのだという話には感動しました。この学習会あと7年ほどは続く見通しですが、こういう話が聞けるというのは本当に幸せな事です。ひたすら感謝。