当寺の枯山水の庭も紅葉の葉が伸びてきて深山幽谷の風情が出てきました。最近、唯識の本を読むようになって心とは何か？という事を考えているのですが良く分かりません。心とはどこにあるのか？心とは何なのか？考えれば考えるほど迷路に入っていくようです。大乗仏教ではこの世に存在するものには実体がないという「空」の思想から始まりましたが紀元２，３世紀ごろヨーガを通して少なくとも「心」だけは存在するのではないかという唯識の思想が生まれたと言われています。しかし読めば読むほど自分の分別が邪魔をして大きな壁となっています。なかなかやっかいな壁ですが一歩ずつ乗り越えていければなあと思っています。