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唯識の花盛り

光賢寺ではシャガなど春の花が咲き乱れて大変華やかな雰囲気になっています。特に高さ3~4メートルはあろうかという敷島つつじの真っ赤な花と紅葉の緑のコントラストが見事です。ツツジハは花が散り始めていますがまだ今週いっぱは大丈夫だと思います。ご関心のある方は見に来てください。この見事な花はこれまで私の外に存在していると思ってきましたが今から2000年ほど前に考えられた仏教の唯識思想によると、私たちの見ているものはすべて私たちの心の中に映し出された観念に過ぎず実体はないという事です。そしてこの考え方から行くと、この花を見ている私自身も実体はないそうです。しかし私たちは「自分」というものは存在すると錯覚しているところから自己中心的な生き方になっているのだそうです。私たちの常識を根本的に覆すこの考え方は衝撃的なるが故に非常に魅力的であります。まだまだ学び始めたところですが更に学んでいこうと思っています。