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住職会議

今日、琴平町内の各宗派のご住職が集まった会議が開かれた。主催したのは町の社会福祉協議会で、孤独死した方の葬儀や納骨についてどう対応していくか?がテーマだった。社会福祉協議会によりますと琴平町内で孤独死する方はお年寄りを中心に毎年4、5人程ですが今年は6月の段階ですでに4人に上っているという事です。そして今後ますます増えていくだろうという事です。こうした方の中には身寄りはいてもお葬式は出せないが遺骨だけは引き取るという人や遺骨も引き取らないという人もいるそうで、現代の寒々とした世相が見えてきます。いずれにしても面倒を見てもらえない人は社会福祉協議会の人たちが葬儀を出しているそうで、こうした面でお寺がむしろ主体的にやっていくという位の気持ちで取り組む必要があるように感じた。今日は初顔合わせの会議だったので現状認識を共有するという内容だったが、今後はお寺としてどう関わっていくか?具体的に考えていかねばと思っている。人をおくるという事は厳粛な事であり、これを疎かにすれば人間ではなくなるような気がする。