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歎異抄学習会

毎月一回の「歎異抄」学習会が昨日当寺で行われました。いつものように宮城顗師の歎異抄講義という本をテキストにしての学習会ですが徳島と香川のお坊さんたちの活発な議論が展開されました。この中で親鸞聖人は信心の根本は深く自分を信じる事だとおっしゃっていますが、それはこの私をいただけるかどうかだということだと宮城顗師はおっしゃっています。私たちはこの私が私だという事が納得いかん。何でこんな目に合わなければいけないのか?他の人を見ればもっと楽なもっと恵まれた環境・生活を楽しんでいるではないか、何で私はあの人ではないのかと考えてしまいます。しかしこの私を押し頂けたときに、本当にこれが私なんだと受け止められた時に初めて恵まれた状況を喜べるし恵まれない事にも深い意味を感じていけるという話が心に残りました。